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ひろしまストリート陸上2015(平成27年5月4日)

2015ひろしまフラワーフェスティバルの中日に、今年で5回目となる『ひろしまストリート陸上』が開催され、広島県体育協会スポーツ医・科学委員会からの選手サポートドクターとして参加しました。
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陸上男子400mハードルの世界選手権銅メダリストの為末大さんの他、2004アテネオリンピック400m出場の伊藤友広さん、2014アジアパラリンピック100m200m金メダリストの佐藤圭太さん、日本インカレ男子200m優勝者中央大4年の猶木雅文選手、広島県出身広島工大生で走り高跳の富山拓矢選手、棒高跳び広島県記録保持者の萩原翔選手と広島県出身で環太平洋大学生の下瀬翔貴選手、女子棒高跳びの広島大学生の綾里奈さんなどトップアスリート9人が出場されました。
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棒高跳びのデモンストレーション 
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今回はステージが東端に設営されたため、目の前での棒高跳びの試技で、より間近で信号機よりも高いところまで飛ぶジャンプに圧倒されました。
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「棒高跳びは女子でもできますよ。」と綾里奈さん。
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走り高跳のデモンストレーション
広島県出身の広島工大生・走り高跳の富山拓矢選手の試技
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小学生vsアスリートハンディマッチ
予選で勝ち残った小学生男子2名・女子2名がトップアスリートに走りで挑みました。
子供たちは7.5mのハンディをもらって50mを走りましたが、途中で風の如く追い抜かれてしまいました。
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女子2名とは片足義足の佐藤圭太選手が相手。アジアパラリンピック100m金メダリストにはハンディが小さ過ぎました。
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オリンピアンの為末大さんとパラリンピアンの佐藤圭太さん
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挑戦した小学生選手とトップアスリートが一緒に記念撮影。
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終了後、集まった観衆の中のちびっこ希望者に棒高跳びの体験のサービスがありました。
棒高跳びに興味を持ってくれる子供が少しでもいてくれることを期待したいです。
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スタート体験。為末さんや伊藤選手、猶木雅文選手が、こども達1人1人にスタートの極意を指導しました。
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為末大さんも実演指導。
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そしてトップ選手のスタートをご披露。向かって左端が為末大選手。
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戦後70年を迎えた平和の祭典である「ひろしまフラワーフェスティバル」の会場で、広島の子供たちが陸上のトップアスリート「ホンモノ」を目の当たりにしてスポーツへの関心を高め、スポーツを通した平和のメッセージを発信する。『スポーツ王国広島』と言われる広島県ならではのこの企画、熱いものを感じます。毎年続けて欲しいです。
# by shigeno-clinic | 2015-05-04 23:23 | 地域貢献

JTサンダース・プレミアリーグ男子初優勝          (平成27年4月5日)

バレーボール男子のプレミアリーグの決勝戦が東京体育館であり、悲願の初優勝の瞬間を、この目で見たいと思い応援団とともに会場に望んだ。
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昨年もJTサンダースは、この決勝戦に臨んだが3-2でパナソニックに惜敗した。今年はその悔しさを1年間胸に秘め、レギュラーシーズン1位通過、2次リーグも1位通過して、再びこのコートに立った。
決勝の相手は、今シーズン2勝2敗5分のサントリー。
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1セット目、これまでに見たことの無いスコア41-39の大接戦の末に勝ったのが勝因。それからは波に乗った。
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3-0でサントリーを下してJTサンダースが優勝を飾った。
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創部から85年目、日本リーグが始まって48年間「連続出場」を続ける「唯一のチーム」で「唯一優勝の無かった」チームがとうとう『念願の初優勝』を勝ち取った。
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最高殊勲選手賞は、越川優キャプテン。ベスト6には、JTサンダースから越川・町野・深津・ビソットが選ばれた。
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今シーズン、昨年12月の天皇杯全日本選手権に続く2冠を達成した。
世界の名セッター猫田勝敏元監督の言葉『世界一はあるけど日本一は無い』というJTサンダースの歴史の扉をこじ開けたリーグ初優勝。
『広島のバレー人』は、5月に開催される黒鷲旗全日本男女選抜大会で3冠を獲得し『バレー王国広島』の復活を祈っている。
# by shigeno-clinic | 2015-04-05 23:58 | バレーボール

広島かけっこキャラバン(平成27年3月15日)

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陸上男子400m障害世界選手権銅メダリスト為末大さん(広島皆実高出身)と一緒に走る50メートル走測定会「広島かけっこキャラバン」が、今年も広島市民球場跡地で開催され広島県体育協会・広島陸協の救護ドクターとして前回同様サポート参加した。
今年度3回目の「広島かけっこキャラバン」。前回の2回目は昨年10月に広島スタジアムでの開催予定であったが台風で中止となったため、久々の開催となった。

広島周辺在住の家族連れが訪れて、50メートル走にチャレンジした。
参加者はまず身体をストレッチして準備体操後、正しい走り方を指導された。
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小さな子どもたちにも充分わかる指導が行われた。
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大人も負けずに50メートル走にチャレンジ。
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為末大さんもハンドボール実業団メイプルレッズの選手とガチで50メートル走を競い世界の走りを披露した。
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隣のコースにはハードル(フレキハードル)も用意され体験した。高校陸上部の選手も手本を示した。
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垂直跳びのスペースも用意され、体験した。
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走り高跳びの世界記録を実感するためのスペース。
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周辺にはハンドボール体験コーナーが設営され、実業団ハンドボールチーム(メイプルレッズ)の選手の指導でハンドボール競技を経験した。
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昨年同様、浜脇整形外科病院「子どもプロジェクト」のサポートブースが設営され、足形・足底圧計測を体験した。
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体幹を支える足底が、走りにどう影響するのか指導された。
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為末大さんの足底。縦アーチ・横アーチともしっかりとあり、足底筋が力強い。足趾も写り、左右差もなく理想的なきれいな足形でした。
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今日の50メートル走で上位に入った走者が年代別で表彰された。
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この中の一部の走者は、5月のゴールデンウィークに開催されるフラワーフェスティバル・ストリート陸上への出場が決まった。

「広島を日本一かけっこの速い県にしたい」という夢を持つ為末大さんが演出して、広島県体育協会と広島県陸上競技連盟が企画したこのイベント。
今日参加した子どもたちが走ることに興味を持って、一人でも多くのアスリートが生まれて欲しい。
# by shigeno-clinic | 2015-03-15 22:10 | 地域貢献

JTサンダース「感謝の夕べと壮行会」             (平成26年9月25日)

2014/2015Vプレミアリーグの開幕を前に、JTサンダースを広島のバレーボールファンが激励するため、『JTサンダース「感謝の夕べと壮行会」』がリーガロイヤルホテル広島で開催された。
一般財団法人広島県バレーボール協会会長として出席した。
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今年のリーグは、昨年の準優勝という結果を胸に、是非『悲願のリーグ初優勝』を遂げて欲しいと託した。
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一昨年から、JTサンダースを率いるヴェセリン・ヴコヴィッチ監督も、昨シーズンは上位4チームに残るとしか公言しなかったが、今年は「優勝」と目標を掲げてくれた。優勝請負人の手腕を期待したい。
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そして、選手個々の口からも、このリーグの目標として『優勝』という言葉が出たのは頼もしいかぎり。
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広島のバレーボールファンの一人として、バレー王国広島のシンボルであるJTサンダースを全力で応援したい。
# by shigeno-clinic | 2014-09-25 23:10 | バレーボール

はつかいち縦断みやじま国際パワートライアスロン大会2014(平成26年6月29日)

 「はつかいち縦断みやじま国際パワートライアスロン大会」が平成26年6月29日(日)に開催され、今年も大会実行委員会・佐伯地区医師会からの医務救護部のサポートドクターとして参加しました。
8回目となる今年は過去最多となる759人が出場。例年通り、世界遺産の島・宮島の大鳥居から吉和のウッドワン美術館までのスイム2.5キロ、バイク55キロ、ラン20キロ(リレーの部22キロ)の総行程77.5キロ(リレーは79.5キロ)、標高差約900mの過酷なコースに挑戦しました。
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この大会は7回目の昨年から日本トライアスロン連合(JTU)に公認され、今年から『エリートの部』が新設。2014年日本トライアスロン連合強化指定選手や推薦選手など国内トップレベルの選手が参加しての非常にレベルの高い大会となりました。
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国内トップ選手13人が出場した『エリートの部』の高浜邦晃選手が3時間52分6秒のぶっちぎりのタイムで初優勝。
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女子は2000年シドニー五輪から3大会連続で出場した庭田清美選手が体調不良に苦しみながらも4時間11分44秒で女子の部の優勝をかざりました。

今年は梅雨の晴れ間の陽光降り注ぐ一日となり、山間部吉和のゴール近くではそよ風の吹く好条件で、トライアスリートにとっては良いコンディションとなりました。
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コンディションも良かったため、例年発生した熱中症患者がなく合計28名(外科的処置:8名、整形外科的処置:11名、内科的処置:9名)の救護処置を行いました。
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バイクで転倒した選手。ウェアのお尻の部分は破れて創部が露出、それでもランを完走し上位でゴール。直後に、救護所で臀部の流血した傷の処置をしました。
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スポーツの救急現場では、汚染した傷を大量の流水で洗う感染防止が大切です。創部についた砂をガーゼやブラシで取り去るのに、選手はやっとのゴールの後の苦難に直面です。
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ゴール直後に呼吸困難が発生し、気胸疑いで救急内科のドクターが対処しました。心電図や血中酸素濃度を測定しながら安静をとった後、最寄りの内科での精査を依頼しました。
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医務救護部会では、重症患者発生に備えて、廿日市消防や自衛隊衛生隊と連携しドクターヘリも待機するという準備を3か月前から実施してきましたが、今回は救急出動もなく一安心でした。
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 1回目から出場している地元出身の片足鉄人アスリートYさん。彼は第1回目のこの大会でわれわれのクリニックの理学療法士と組んでリレーに出場され、その時以来の友人です。昨年は自己タイムを30分近くも縮めましたが、今年は最後のランで頼みの片足に痛みが出現してしまい制限時間内のやっとのゴールでした。しかしそれでも完走するその強靭な肉体と精神には、同年齢の私は驚かされました。ゴール後、人の2倍走った片足を前々回のこの大会から用意して使っているアイシング浴でケアさせて頂きました。
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一昨年のこの大会でバイクで落車し鎖骨骨折を受傷した右端の選手。受傷後に私が手術治療することとなり回復。そして昨年も出場。今年もやはりリレーの部のバイクで出場され、元気にゴールしてピースサインを見せて下さいました。
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本大会の医務救護部サポートチーム。8回目を迎えてメンバーも定着しました。消防・自衛隊と協力して危機管理体制も洗練されて施設も充実した結果、救急処置が手際良く行われました。

来年も廿日市の地域貢献のためにみんなで応援したいと思います。
# by shigeno-clinic | 2014-06-30 11:52 | トライアスロン・マラソン