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はつかいち縦断みやじま国際パワートライアスロン大会2017

今年で11回目となる『はつかいち縦断みやじま国際パワートライアスロン大会2017』が平成29年6月25日(日)に開催され、今回も大会実行委員会・佐伯内区医師会からのメディカルマネージャー・医務救護部会長として参加しました。
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今年は707人の強者たちが、エリートの部7名、個人の部472名、リレーの部76組228名に分かれて参加、世界遺産の「厳島神社」を有する宮島をスタートしました。午前9時00分に宮島の西松原をスタート。吉和のウッドワン美術館までのスイム2.5キロ、バイク55キロ、ラン20キロの計77.5キロ、中国山脈を縦断する標高差約900mの国内屈指の過酷なコースに、今年も選手たちは挑戦しました。 第7回大会から日本トライアスロン連合(JTU)に公認されたこの大会。日本トライアスロン連合強化指定選手や推薦選手など国内トップレベルの選手が参加するレベルの高い大会となって全国的に知名度が上がり、出場者数が年々増えています。
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また今年は、外国籍選手が個人の部8人、リレーの部5人、障害申告選手が個人の部4人、リレーの部1人と、トライアスロン大会として質の高い大会となりました。今年は、水温22.0度、気温25.0度、湿度83.0%、風速1m/s、曇り空で、トライアスリートにとっては好天に恵まれ、この過酷なコースにも関わらず92.6%の完走率となりました。
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男子で優勝を果たしたのは『エリートの部』に出場した日本トライアスロン連盟の強化指定選手の高浜邦晃選手。3時間54分7秒と昨年を8分1秒も上回り、堂々の4連覇を果たしました。例年ポスターのモデルに高浜さんの優勝シーンが載ってるだけに、やはりまた今年も優勝でフィニッシュをかざりました。
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レースを通しての医務救護活動の内訳は、低体温症が4件、下肢痙攣が7件、外傷・挫傷・擦過傷が11件のほか、バイクで落車し鎖骨骨折と肋骨骨折の50代男性、バイクで落車して頸椎損傷・頭部外傷・骨盤骨折の40代女性、ラン途中で熱中症になった30代男性がありました。
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鎖骨骨折・肋骨骨折の男性は、JA広島総合病院へ救急搬送。バイクで落車して頸椎損傷・頭部外傷・骨盤骨折の女性は現場に駆け付けたドクターの判断で緊急を要したため、ドクターヘリを要請し、広大病院への搬送となりました。
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医務救護部会では、重症患者発生に備えて、廿日市消防や自衛隊衛生隊と連携しドクターヘリも待機するという準備を過去11年間実施しており、幸いなことに救急出動は1件もありませんでしたが、今回初めての出動となりました。
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熱中症の男性は、救護所で脱水症状に対する水分補給と輸液処置を行いましたが、『熱性けいれん』も発生したため、このケースもドクターヘリに出動をお願いし、広大病院への救急搬送となりました。
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救護室隣に設営したリカバリ―エリアのアイシング浴プールを使う、地元出身の一本足鉄人アスリートのYさん。スイムゴール地点に設営した五右衛門風呂は低体温症に活躍しましたが、このアイシング浴プールはゴール直後の高体温となった選手たちの身体のクールダウンに大変役立ちました。
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前回から、選手をケアサポートするトレーナーをゴール地点に配置しました。ゴール地点ではクールダウンケアに活躍してもらい、多くの選手が施術してもらっていました。
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医務救護部と消防職員と集合写真。スタート地点担当の尾形先生がここには不在ですが、メディカルサポートチームのメンバーも定着。消防・自衛隊と協力して危機管理体制も洗練され、経験豊富で有能なサポートチームとなりました。今回は、これまでの10年間なかったドクターヘリの出動も経験しましたが 、現場の対応と出動要請の判断も含めて良いチーム医療連携が出来たと思います。この経験を検討して来年に役立てたいと思います。これからも廿日市の地域貢献のため、スポーツ環境の充実のために、皆で協力し応援したいと思います。
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by shigeno-clinic | 2017-06-28 10:27 | トライアスロン・マラソン