はつかいち縦断みやじま国際パワートライアスロン大会2016(平成28年7月3日)

「はつかいち縦断みやじま国際パワートライアスロン大会」が 平成28年7月3日(日)に開催され、今年も大会実行委員会・佐伯地区医師会からの医務救護部のドクターとして参加しました。
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10回目を迎えた今年は710人が出場。午前8時30分に世界遺産の島・宮島の大鳥居をスタート。吉和のウッドワン美術館までのスイム2.5キロ、バイク55キロ、ラン20キロの計77.5キロ、標高差約900mの国内屈指の過酷なコースに、今年も選手たちは挑戦しました。
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今年の第10回記念大会は、例年スタート合図を受け持っていた湯崎英彦広島県知事が、リレー部門のバイク担当で県庁チームとして参加され話題となりました。

第7回大会から日本トライアスロン連合(JTU)に公認されたこの大会。日本トライアスロン連合強化指定選手や推薦選手など国内トップレベルの選手が参加するレベルの高い大会となって全国的に注目を集めたことで、今年4月のASTCアジアトライアスロン選手権の廿日市市での開催に繋がりました。
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男子で優勝を果たしたのは『エリートの部』に出場した日本トライアスロン連盟の強化指定選手の高浜邦晃選手。4時間2分8秒と昨年の記録には及びませんでしたが、堂々の3連覇を果たしました。今回のポスターのモデルに昨年の高浜さんの優勝シーンが載ってるだけに、やはりまた優勝でフィニッシュをかざりました。 今年は、その高浜選手に「レース後、こんなに喉が乾いたことは無い。優勝できてホッとしている」と言わせたほどの蒸し暑い過酷なレースとなり、時折スコールも降ったためにバイクは滑りやすく、トライアスリートにとっては最悪のコンディションとなりました。
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バイクで滑って落車し、左腕・両下腿に擦過傷を負った女子選手。 傷に無数に入った砂を大量の水で洗い流してから処置しました。
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バイクで落車し受傷してもそのままランに入り、ゴール後に血を流しながら救護所に来る選手があとを絶ちませんでした。
この蒸し暑いコンディションのため熱中症患者も数人発生し、脱水症状に対する水分補給と輸液処置を行いました。
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フィニッシュ地点に応援に来ていた観客の1人が熱中症で倒れ、四肢のしびれ・口渇のうえ、過呼吸症状も訴えたため、専門病院へ救急搬送となりました。
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医務救護部会では、重症患者発生に備えて、廿日市消防や自衛隊衛生隊と連携しドクターヘリも待機するという準備を、大会の3か月前からこの10年間実施しています。しかし幸いなことに救急出動は1件もなく、今回もありませんでした。
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ASTCアジアトライアスロン選手権の際に、リカバリールームに設置したアイシング用プール。大変好評だったので今回から救護室隣に設営しました。前回からスイムゴール地点に設営した低体温症に対応するための五右衛門風呂とともに、大変役に立ちました。
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地元出身の一本足鉄人アスリートのYさん。毎回ゴール後、人の2倍走った片足をYさん用に用意したアイシング浴でケアさせて頂いてましたが、今回はこのアイシング浴プールが活躍しました。
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今回から、選手をケアサポートするトレーナーを、スタート地点とゴール地点に配置しました。ゴール地点ではクールダウンケアに活躍してもらい、多くの選手が施術してもらっていました。
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医務救護部。佐伯地区医師会山根会長と消防職員と集合写真。スタート地点担当の尾形先生がここには不在ですが、第10回記念大会となりメンバーも定着。消防・自衛隊と協力して危機管理体制も洗練され、経験豊富な有能なサポートチームとなりました。

来年も廿日市の地域貢献のため、スポーツ環境の充実のために、皆で協力し応援したいと思います。
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by shigeno-clinic | 2016-07-03 22:06 | トライアスロン・マラソン
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