はつかいち縦断みやじま国際パワートライアスロン大会2015(平成27年6月14日)

 「はつかいち縦断みやじま国際パワートライアスロン大会」が平成27年6月14日(日)に開催され、今年も大会実行委員会・佐伯地区医師会からの医務救護部のサポートドクターとして参加しました。
9回目となる今年は692人が出場。例年通り、午前8時10分に湯崎英彦広島県知事の合図で世界遺産の島・宮島の大鳥居をスタート。吉和のウッドワン美術館までのスイム2.5キロ、バイク55キロ、ラン20キロの計77.5キロ、標高差約900mの国内屈指の過酷なコースに選手たちは挑戦しました。
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この大会は第7回から日本トライアスロン連合(JTU)に公認され、昨年から『エリートの部』が新設されました。日本トライアスロン連合強化指定選手や推薦選手など国内トップレベルの選手が男女計5人今年も参加して非常にレベルの高い大会となりました。
また今年は、トライアスロン人気が高まっている台湾からも11選手が個人の部に参加し、国際色豊かな大会となりました。
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男子で優勝を果たしたのは『エリートの部』の高浜邦晃選手。3時間53分32秒のと2位に25分以上の大差をつけてのぶっちぎりタイムで昨年に続く連覇を果たしました。高浜選手は日本トライアスロン連盟の強化指定選手。2週間後にスウェーデンで開催される世界選手権の調整を兼ねての参加での優勝。存在感充分でした。
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女子は『エリートの部』の細川江梨子選手。スイム、バイクでトップを独走していた過去3度優勝の『エリートの部』の中原恭恵選手を大逆転して、4時間23分14秒で初優勝をかざりました。
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2位に終わった中原恭恵選手はランの後半で体調を崩し、ゴール直後に倒れてわれわれの救護室に搬送されました。熱中症の診断のもと救急処置、輸液処置を行って回復しました。
今年は陽光降り注ぐ日和で好条件でしたが、トライアスリートにとっては少々暑いコンディションとなったようです。
このコンディションのため、熱中症患者がレース終盤からゴール後に多発しました。内科的処置:15名(低体温4名・熱中症4名)、外科的処置:16名、整形外科的処置:5名、眼科的処置2名の計38名の救護処置を行いました。
医務救護部会では、重症患者発生に備えて、廿日市消防や自衛隊衛生隊と連携しドクターヘリも待機するという準備を例年大会3か月前から実施しています。しかし今回も昨年に続き、救急出動は1件もなく一安心でした。
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地元出身の一本足鉄人アスリートのYさん。この想像を超える過酷さを誇る国内屈指の難コースに、一般に混じって初回より連続出場されています。鉄人たちの中の本当の鉄人です。ゴール後、人の2倍走った片足をYさん用に用意したアイシング浴でケアさせて頂きました。
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今大会の医務救護部サポートチームの面々。9回目となりメンバーも定着。消防・自衛隊と協力して危機管理体制も洗練されて施設も充実した結果、救急処置が手際良く行われました。
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来年は、この大会も10周年記念大会となります。また、この廿日市市でアジアトライアスロン大会も開催されます。これまでに培った経験でそのお手伝いを出来たらと思います。
来年も廿日市の地域貢献のため、スポーツ環境の充実のために、みんなで協力し応援したいと思います。
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by shigeno-clinic | 2015-06-20 11:00 | トライアスロン・マラソン
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