今年で7回目となる「はつかいち縦断みやじま国際パワートライアスロン大会」が開催され、今回も大会実行委員会・佐伯地区医師会からの医務救護部のサポートドクターとして参加しました。
例年通り、宮島の大鳥居から吉和のウッドワン美術館までのスイム2.5キロ、バイク55キロ、ラン20キロ(リレーの部22キロ)の総行程77.5キロ(リレーは79.5キロ)のコースを過去最多の739人(一般男子415人、同女子24人、3人一組のリレーの部100組)が挑戦しました 今年は、廿日市市制25周年、日本トライアスロン連合の公認を受けたのを記念し、オリンピック出場選手も特別招待参加。男女ともオリンピック選手が大会記録を大幅に更新し、その強さを見せつけた大会となりました。 一昨年の大雨、昨年の炎天下と違って、今年は早朝から曇り、山間部ゴール近くでは小雨の一日で、この3年間ではトライアスリートにとっては最も条件の良いコンディションとなりました。 コンディションも良かったため、例年に比べて事故・故障者はやや少なくなりましたが、合計33名(外科的処置:30名、内科的処置3名)の救護処置を行いました。 バイクで転倒した選手。それでも上位でゴール。直後に、救護所で背部の流血した傷の処置をしました。 ゴール直後に両下肢の痙攣と両手の痺れが発生し、熱中症の診断で水分補給と点滴処置をしました。 医務救護部会では、重症患者発生に備えて、廿日市消防や自衛隊衛生隊と連携しドクターヘリも待機するという準備を3か月前から実施してきましたが、今回は全く出動することはなく一安心でした。 1回目から出場している地元出身の片足の鉄人アスリート。彼は、第1回目のこの大会でわれわれのクリニックの理学療法士と組んでリレーで出場されました。その時よりも6年歳をとったのに、30分近くもタイムを縮められました。 ゴール後、人の2倍走った片足を前回考案したアイシング浴でケアさせて頂きました。 医務救護部サポートチーム、7回目を迎えメンバーも定着。消防・自衛隊と協力して危機管理体制も洗練され、手際よい救急処置がなされた1日でした。 来年も応援します。
by shigeno-clinic
| 2013-06-23 20:58
| トライアスロン・マラソン
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