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トップアスリート育成事業2013 -次期国体をめざして-     (平成26年2月9日(日))

公益財団法人広島県体育協会が主催する『トップアスリート育成事業2013』が今年も開催され、協会のスポーツ医・科学委員会の委員としてスポーツ医・科学相談(中・高校生アスリートの整形外科相談)を実施した。この事業は、広島県内の各競技団体が推薦する次期国体の候補ジュニア選手を集めて、スポーツ医・科学の面からの研修を通じて競技力の向上を図ってもらう、という目的で開催されている。グランドプリンスホテル広島に64人のジュニア競技選手(中・高校生)とその指導者8人が集まり1泊2日の間で研修を受けた。
広島県出身の2012ロンドンオリンピック代表のエディオン女子陸上競技部・木村文子選手から「がんばれ!広島のジュニア選手たち」、スポーツメンタルトレーニング指導士の原妃斗美さんから「メンタルトレーニングとは」、広島女学院大学の下岡里英教授らから「ジュニアアスリートの食生活」の研修講演があった。
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日本コアコンディショニング協会の竹原亮紀マスタートレーナーから「コアトレーニングの方法」といった指導研修があり、ジュニア選手たちはアスリートにとって最も必要な体幹トレーニングについて貴重な指導を受けた。
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競技の内訳は、水球・競泳・剣道・スケート・ボウリング・バレーボール・ソフトテニス・柔道・アーチェリー・フェンシング・体操・バスケットボールであったが、医・科学相談では各選手が現在競技をする中で直面している身体的トラブル・故障について相談を受けた。
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ジュニア競技選手といえども、このレベルのトップクラスとなると、すでに競技特異性を持った故障が相次いだ。
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水球は利き手の肩甲骨周囲の痛み。競泳はキック足のトラブルと水を掻く肩の痛み・肩のインナーマッスルの故障、剣道は竹刀を持つ上肢・肩の故障、スケートは靴と足の不適合、ボウリングは体幹バランス不良による腰痛。
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バレーボールは足関節捻挫後のトラブル、アーチェリーは引き手・上肢の筋力不足、フェンシングは構え姿勢から来る股関節痛。
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体操は柔軟性が必要な故の腰痛、等々練習をハードに積んでいるからこそ直面するジュニア選手特有の身体的トラブルの相談を受けた。

多くの選手に対して個別に面談をしたため、問題点の診断と今後のアドバイスしかできなかったが、各選手がこれから競技生活を続ける中で、コンディショニングへの問題意識を続けて持つ姿勢を期待したい。

2020年のオリンピック開催が決定しジュニア育成に追い風が吹く中で、広島県体育協会が進めているこの事業。今後もジュニア選手の競技力向上のためにスポーツ医・科学の面からのサポートを可能な限りして行きたい.
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by shigeno-clinic | 2014-02-11 14:07 | 地域貢献